開業ガイド

2017.11.30開業準備

あなたが医院開業する理由は?計画次第で思わぬ落とし穴あり?

医院開業する理由

医院開業するにあたって開業理由は様々なものがあると思います。

世の中の医師の方たちがどんな理由で開業を目指しているのか、見ていきましょう。

医院開業の理由が成功のカギをにぎる?

医院開業したいと思っている方の動機は、以下のものが多いです。

・帰郷や移住のタイミングだから
・定年退職が近づいてきたから
・いい物件を見つけたから
・以前から開業するのが夢だったから
・なんとなく開業したいと思ったから

他にも、さまざまな開業動機があるかもしれません。情熱がなければやり遂げられないくらい大変な開業、動機は開業に必要な原動力と言えるでしょう。

 

開業理由がしっかりあるのは良いのですが、中には、タイミングを動かす、延ばす、繰り下げるなど、開業プランを変更した方がいい開業理由も含まれますので、それも理解しておきましょう。

 

タイミングが理由の開業

結婚や子供の成長に伴い、故郷へ戻って開業したいと考える人は少なくありません。しかし、移住の「タイミング」だけを開業動機に動くのは少々考えもの。できれば、数年間は地元の病院で働くことを検討してみてください。

どんなに詳しい自分の故郷でも、移住してすぐの開業では患者さん集めは一からです。開業してしばらくは全く患者さんが来院しないという事態も、可能性としてはゼロではありません。

このような事態を防ぐために「地元の総合病院で数年間働く」というプランに変更しましょう。そこで診察していた患者のうち6割程度は、自身のクリニックにも来院してくれます。開業のタイミングを動かす、延ばす、繰り下げることで、苦しい経営からは逃れられるのです。

理想の医療を実現するための開業

大病院などで勤務医として働いていると、何もかもが自分の思い通りに行くわけではありません。そんな経験から「いつかは自分が理想とする医療施設をつくりたい」と、思うことはとても素敵なことです。

しかし、土地や建物の選び方一つとっても、実際はノウハウがいること。

「思い入れのある地元の商店街で開業したい」と、思っても、実際は競合が多く、家賃も高いため、開業しないほうがいいケースもあります。

「自分の病院だから一から建設した建物に入りたい」と、思う気持ちはわかりますが、建物を一から作れば、費用と時間がそれだけかかり、その後の資金繰りが苦しくなる可能性もゼロではありません。

「内装は自分でデザインする」と、こだわるケースでは、やっぱり使いにくかった…と、のちに後悔することがあります。

理想の医療施設も、経営が立ち行かなくなれば意味がありません。やはり、理想と現状をよく理解して、開業プランを練りましょう。

 

定年退職後の一からの開業

勤務医は定年後、現役時代のようにフルタイムでバリバリと働くことはほぼできません。そのため、開業をするということがあります。

ただ、この定年後のタイミングで開業する場合は、将来設計がとても大切です。

例えば、

・跡継ぎとなる子供がいるのか
・土地や建物、自己資金など、いくら所有しているのか
・何歳まで働くつもりなのか

などが挙げられます。

もし、跡継ぎとなる子供がいるのであれば、10年後などを目安に引き継ぐことを考えて開業プランを練ります。

もし、子供に跡を継がせるわけでないのなら、土地や建物を一から準備するのはリスクが伴うもの。賃貸物件を探すのはもちろん、賃貸契約の期間も短く5年程度に設定して、いつでも廃業できるような手はずを付けておきます。

今回ご紹介したのはほんの一部です。

動機やタイミングによっては、開業を考え直すことも必要なこと。「開業すればうまくいく」ということは決してない、肝に命じて開業プランを練りましょう。

 

まとめ

開業理由には様々なものがありますが、しっかり開業後のプランを考えて開業を考えないと、以下のURLの例のように失敗してしまう危険もあります。

⇒クリニックを開業した医師の5大失敗例から見る解決策

 

まずは開業後のリスクもしっかりと知り、その上で開業のプランを練り始めましょう。

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