2023.03.24トレンド・ニュース
そろそろ新生活が始まるこの時期。世間では新たなスタートをきる学生や、転職や転勤によって生活に大きな変化がある社会人など、多くの世代が動き、新しい環境に身を置きます。
自院に新患が増えないことや、リピーターが少ないと感じていらっしゃる方にとって、この時期は新患獲得の絶好のチャンス。今回は新生活シーズンに向けて、クリニックがやるべき集患対策5選をご紹介いたします。
新生活が始まると多くの方は環境に慣れず、それまでに経験したことのない様々な症状に悩まされることも少なくありません。同時に、初めての土地でどの病院に行けばいいか戸惑うことも多い季節です。
この時期に新しい患者を自院に呼びこみ、リピーターにまで繋がるようにするには、具体的にどうすればいいのでしょうか。
どこにどのような専門のクリニックがあるのか明確にするため、目立つ場所に看板を設置することは、新患を獲得するのに最も有効な手段です。最寄り駅周辺や人通りの多い商店街などに看板を設置することで、人々が無意識にそれを目にし、この後の判断や行動に影響を与えるプライミング効果が期待できます。「この症状ならあそこのクリニック」といった無意識の情報の植え付けにも効果があると言われています。
ほどんとのクリニックでは、初めて受診する際にはまず来院して健康保険証を提示し、問診表を記入後、診察まで待合室で待つことになります。患者側からすると体調が優れないのに長時間待つことでストレスにも繋がりますし、診察時間まで一旦家に帰宅するのも二度手間となり、大きな負担がかかります。
こういった場合、たとえ診察に問題がなくともいい印象は持たれず、リピートに繋がることが少なくなります。せっかくの新患をリピートに繋げるためにも、自宅にいながら受診の予約ができるシステムを導入するといいでしょう。
オンライン予約システムを導入すると同時に、クリニックのホームページを新しく作成・リニューアルすることで、誰でもクリニックの情報を得やすい環境を整えましょう。
ホームページに掲載する内容や機能を充実させることで、患者からの電話での問い合わせが減り、これまで対応に追われていたスタッフの負担も軽減することも可能になります。
体調が優れず不安を抱えて来院する患者にとって、クリニックの第一印象は大変重要です。
看板やホームページを充実させ、実際に来院してくれた新規患者に、最初に良い印象を与えることができれば、次の来院に繋がる可能性は大いにあります。
好印象を与えるためには、日頃から、患者に対してホスピタリティを持って接するよう、徹底してスタッフを教育していく必要があります。
流行性の感染症対策だけでなく、常に衛生的な環境を保持する。クリニックにとっては基本的なことですが、集患対策としてもとても重要です。そのためにはスタッフ一人ひとりの、衛生面に対する考え方を徹底する必要があります。
診察室内の環境だけでなく待合室、お手洗い、クリニック入口や駐車場、周辺の歩道などこまめに清掃をして、衛生面だけでなく綺麗な状態を保つことで、初めての患者にとっても入りやすく、より良い印象を与えることができます。
春の新生活がスタートする前に新規患者獲得の対策や、これまでの考えを見直すきっかけに繋がることができれば、今後もクリニックにとってより良いものになるでしょう。リピーターの多い、長く愛されるクリニックになるために、基本的なことをおろそかにしないことが大切です。