2022.07.06トレンド・ニュース
近年、小売店や飲食店などでは、クレジットカード決済やスマホ決済といったキャッシュレス決済の需要が増えています。最近では、現金を持ち歩かない人も増えているため、医療機関でもキャッシュレス決済の必要性は高くなっています。しかし、医療機関におけるキャッシュレス決済の導入率は、著しく低いのが現状です。
今回は、医療機関で求められているキャッシュレス決済の種類とメリットについて紹介いたします。
キャッシュレス決済には次のような種類があります。
クレジットカードは使い慣れている方が多いため、特に利用頻度が高い決済方法です。クレジットカードで決済したあとは、決められた支払い日にまとめて引き落とされます。Visa・Mastercard・JCBなどの種類があります。
受付で表示されているQRコードをスマートフォンにより読み取ることで決済する方法です。PayPay・d払い・LINEPayなどがあります。
事前に現金をチャージする方法やクレジットカードを利用する方法などがあります。iD・楽天edy・nanacoなどがあります。
医療現場におけるキャッシュレス決済には、次のようなメリットがあります。
新型コロナウイルスの影響から、受付業務の際にビニールカーテン越しに対応する機会が増えました。特に会計は、待合室で待たせる時間が長く患者が密集しやすい、実際に金銭を受け渡すなど、感染のリスクが高くなるシーンでもあります。
自動精算機を導入すれば、直接患者とお金のやりとりをする必要がなくなり、非接触で会計を済ませることが可能になります。患者とスタッフの双方を感染から守ることにも繋がります。
自動精算機は電子カルテやレセコンと連携させることもできるため、これまでスタッフが行っていた作業が大幅に軽減されます。現金のカウントやお釣りの支払いも自動で行うため、「計算が合わない」などの人為的なミスも減らすことができます。
キャッシュレス決済のシステムには出入金の流れが記録されているため、お金の流れを容易に確認することができます。
医療機関におけるキャッシュレス決済のニーズは日々高まっています。にも関わらず、導入を躊躇しているクリニックが多いのが現状です。
特に患者数が多い医療機関にとっては、業務の自動化はメリットが大きく、スタッフの作業負担も軽くなります。他院との差別化を図るためにも、キャッシュレス決済の導入を考えてみましょう。