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2023.12.29成功するクリニック経営
開業医は高級車や外国車に乗るというイメージを、多くの方がお持ちだと思います。実際に、クリニックを開業したことから時間と金銭的にも余裕が生まれ、憧れの高級車を購入するという医師は少なくありません。
しかし開業医が高級な外国車を好む理由は他にもあるようです。詳しくご紹介いたします。
開業することにより、クリニックへ出勤するためや往診に必要な車を、経費として購入することができるようになります。このため、高級車を購入するハードルが大きく下がります。
しかし、所得に見合わないほど高価な車両を購入するのは、経営的にNGです。
車種についても注意が必要です。スポーツカーやRV車などの車両については、税務署から娯楽目的を疑われ、申告が通りにくいとも言われてます。
実際に高級車を購入し必要経費として計上した場合、売上から差し引いた利益に対し課税がなされます。これにより課税対象が小さくなり、節税効果を発揮するということです。
また、車自体も資産なので、人気の車両を保有し続けることで、必要なときに現金化することも可能です。
事業所得1,000万円の会社が600万円の新車を買い、減価償却資産にした場合、1,000万円から100万円の経費（減価償却資産の法定耐用年数：新車【乗用車の場合】6年なので毎年100万円の経費）を引いた900万円が課税対象になる。もし車を購入していなかった場合、課税対象は1,000万円となる。
・メルセデスベンツ
・アウディ
・BMW
・ボルボ
・ジャガー
・TOYOTA
・レクサス
特にメルセデスベンツやボルボ、アウディ、BMWなどが多い理由として、医師共同組合の入会特典として医師向けの新車購入費の優待（特別割引）を受けられることが挙げられます。高級外国車メーカー側にも、医師という優良な顧客を得るメリットがあるためです。
参考 宮崎県医師共同組合：
開業医が高級車を選ぶ理由の一つとして、安全性の高さが挙げられます。
一般的に外国車は鋼板が厚く、衝突安全性が高いとされています。特にメルセデスベンツは自動車安全技術の先駆者でもあり、ドイツ国内でもアウトバーンなどの高速道路を想定した構造に加え、常に最先端の安全機能を追求しているメーカーです。万一の際に外部の衝撃から利き手（右手）を守るために、左ハンドルの外国車を選ぶという医師もいます。
実際には、日本車も外国車と同様かそれ以上の高い衝突安全性能を備えています。どのような環境でどのような使い方をするかによって、自身に最も適した車を選ぶとよいでしょう。
ただし、どんなに安全な車を選んだとしても、確実な対策はありませんので、常に安全運転を心がけてください。
開業医に高級な外国車に乗っている方が多い理由をご紹介しました。開業医になったことで時間や金銭的な余裕から高級車を購入するパターンだけでなく、安全性能を重視して車を選んだり、経費として計上することでうまく節税する医師も多いとわかりました。
特に経費に関しては、常に情報を得て正しい対策をすることが、クリニックの安定した経営にも繋がります。車選びをきっかけに、節税について学んでみるのもいいかもしれません。
