夏の暑い時期でも通いたくなるクリニックとは

2022.05.09成功するクリニック経営

夏の暑い時期でも通いたくなるクリニックとは

毎日うだるような暑い日が続くと、外出が億劫になり、病院に来る患者は少なくなります。真夏でも来院数を減らさないためには、患者が過ごしやすい環境づくりに力を入れることが必要です。

 

ここでは夏の暑い時期でも快適に過ごせるクリニックについて考えてみましょう。

 

真夏でも患者に気持ちよく過ごしてもらうために

クリニックでの滞在時間を快適に過ごしてもらうためには、患者のために快適な空間を用意することが大切です。

汗を拭くものを用意する

暑いなかを歩いてきた患者は、クリニックに着いたときどのような状態でしょうか?汗をたくさんかいていたり、身体が火照ったりしているでしょう。そのため、入口付近に使い捨てのおしぼりや、冷えたタオルをおいておくと喜ばれます。付近には、使い終えたおしぼり専用の回収箱も設置しましょう。

冷えた飲み物を用意する

汗をかきながら来院した患者のために、冷えた飲み物を用意しましょう。

ただ、これまでクリニックで重宝されてきたウォーターサーバーは、新型コロナウイルスの影響から避けられる傾向にあります。冷えたペットボトルの飲み物を用意できると、大変喜ばれるでしょう。

換気ができるエアコンに変える

新型コロナウイルス感染症対策の観点から、夏場も、エアコンをかけながら窓を開けているクリニックが増えています。そのために室内の気温が充分に下がらず、暑い屋外から来た患者にとっては汗が引かない温度になってしまいます。

感染症対策と快適な気温を両立させるために、窓を開閉しなくても換気のできるエアコンを導入するクリニックが増えています。院内での滞在時間を快適にすごしてもらうために、一度エアコンの機能を見直してみるといいでしょう。

お手洗いに置くものを工夫する

汗だくになって来院した患者のなかには、お手洗いで化粧を直したい方もいるでしょう。そんな方たちのために、お手洗いにウエットティッシュや除菌ができるアルコールタオルを置くと喜ばれます。

電車などの公共交通機関で来院されている方のなかには、感染症対策が気になる方もいるでしょう。除菌グッズがあれば、手を洗浄するだけでなく、持ち物などを拭くこともできますので、一石二鳥です。

車やタクシーでの来院を勧める

酷暑のなか来院してもらうためには、できるだけ歩く距離の少ない交通機関を選ぶことも大切です。車を運転できる方なら問題ありませんが、できない方にはタクシーをおすすめしてみましょう。最近では、手軽にタクシーを呼べるスマホアプリがあります。高齢の方には、受付で「タクシーを呼びましょうか?」と案内するのもいいでしょう。

またタクシーに乗れない患者のために、院内のわかりやすいところに、最寄りのバスの停留所や発車の時刻を掲示しておきましょう。

夏場はもちろん年間を通して快適を保つこと

大切なのは、これらの対策を「暑くなってから」するのではなく、年間を通して快適を保つ努力をすることです。季節にあった快適な環境づくりを徹底し、患者に浸透させておくことで、暑さや寒さに起因する来院数減少を予防できるでしょう。

まとめ

夏場は外出を控える方が増えるため、患者数が少なくなる傾向があります。来院した患者が快適に過ごせる環境を用意しておきましょう。

また、新型コロナウイルスの影響から、暑さ対策だけではない、これまでとは異なる環境が求められています。まずは患者が何を求めているかを考えてみましょう。

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