働きやすい職場づくりとは

2021.10.13成功するクリニック経営

働きやすい職場づくりとは

多くの働き手ができるだけ同じ職場で長く働き続けたいと考えています。「・・・でも、自分の思い描いていた職場とはちがう。」このように悩んでいるスタッフがあなたの職場にもいるかもしれません。貴院では頻繁に退職希望者が出ていませんか?スタッフは熱心に仕事に取り組んだり、仕事を教えあったりと、前向きな行動をしていますか?

今回は、クリニックで働くスタッフはどんな職場を求めているのかを考えていきましょう。

働きやすい環境を整える

スタッフが気持ちよく働くためには、働きやすい環境が必要です。次のような項目について考えてみましょう。

仕事へのモチベーションを保つ

スタッフが意欲的に仕事に取り組むのはどんな時でしょうか?自分のやりたい仕事ができている時、経営者や上司に認められている時、仕事に見合った報酬を得ている時などは、仕事にやりがいを感じるものです。

そのためには、上司はスタッフの一人一人がどのような仕事をやっていきたいかを把握しておく必要があります。また、その人の経験や知識に見合った報酬を得ているかなどを見直していきましょう。スタッフに小さな目標を作ってもらうのも、モチベーションを保つひとつの方法です。

ストレスを減らす

医療職は一般的な職種と比べ、仕事の量や質、労働時間などの変動がとても大きい職業です。スタッフのストレスを癒すためには、ますは職場環境を改善していきましょう。

例えば、休憩時間に仮眠をとれるようなスペースを準備するのはどうでしょう。5分横になるだけでも体の疲れをとることができます。また、お腹がすいたときに少しだけつまめるおやつを用意しておくのもいいでしょう。仕事内容の改善が難しいのなら、その他の部分で改善していくのです。

適正な勤務時間を守る

スタッフの勤務時間をきちんと把握できていますか?勤務時間より早く来ていたり、診察が終わったあとの残業が多かったりすると、働く側の不満は蓄積されていきます。

まずはタイムシートを導入し、スタッフの労働時間を把握しましょう。適正な労働時間を超過しているスタッフがいたら、担当している仕事量や、その仕事に対するスタッフの適正を確認します。一人が担う仕事量が多い場合、また能力的に向かない仕事を任されている場合などは、労働時間が増えていく傾向があります。当事者からも理由を聞き出し、改善できる点はないか話し合っていく必要があります。

スキルアップを支援する

スタッフのスキルアップはクリニックにとってもプラスになります。例えば、看護師が新しい技術を学ぶために研修に参加したいと希望したら、それにかかる費用はクリニックが負担するなどの配慮をしましょう。病院側から「こんな研修があるけど参加してみては?」と提案することも大切です。スタッフは自分の能力を認められていると感じることができます。

まとめ

医療職は他の職種に比べストレスが多い仕事だといわれています。衛生管理や患者の急な体調変化、ミスの許されない治療行為など、緊張が続く場面が多いことが理由として挙げられます。

スタッフの負担を減らすためには、体だけでなく心のケアも大切です。スタッフ同士で何か新しい問題は起きていないか、業務改善が必要な場所はないかなど、常にスタッフに寄り添い話し合える環境を作っていきましょう。

 

 

 

 

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