2019.05.07成功するクリニック経営
クリニックの開業準備では、必ず医療機器を選ぶ作業が発生します。医師にとっては身近な医療機器ですが、ここにも選び方のポイントが存在します。
今回は、医療機器の選定が重要なその理由と、選び方のポイントをご紹介していきます。
理想のクリニックを思い描く中では、クリニックをどこに建てるか、建築物や内装のデザインはどんなイメージがいいのか、そんなことばかりを考えがちになりますが、中でも後回しにしてしまいがちなのが、「医療機器の選定」。
なぜ、後回しにしてしまうのでしょうか?
それは「これまでの病院と同じ医療機器を選べばいい」と思って片付けてしまいがちだからです。
すでにどんな医療機器を使うのかをだいたい把握していると「思い込んでいる」ため、“わざわざ選び直す”ことに面倒臭さや不安を感じるのかもしれません。
しかし、医療機器の選定はとても重要な事項になります。なぜなら、使用感や費用面など、あらゆる面で損をしてしまう可能性があるからです。
医療機器を選ぶ際に、メーカーや種類を比較する方法があります。中でも絶対に行って欲しいのが、「実際に触って直接比較してみる方法」。
これまで働いていた病院で使っていた機器は、使い慣れているかもしれません。しかし、他のメーカーの方が使いやすく、機器としても優れている可能性があります。また施設規模や使用頻度に応じた適切な商品が
「今までと同じメーカーでいい」という判断が、医療サービスの質を落とすことにもつながりかねないのです。
医療機器を選ぶ際には、カタログだけを見て選ぶのではなく、実際に触って比較してみることが大切。きちんと試用したうえで選ぶことをおすすめします。
最新の情報をしったり見比べたりするのに見本市がオススメです。
見本市などで多くのメーカーの医療機器を見比べてみる、また担当者から商品説明を受けてみるとより広い視野で医療機器の最新動向に触れることができます。
主催者:リード エグジビション ジャパン株式会社
主催者:UBMジャパン株式会社
主催:リード エグジビション ジャパン 株式会社
http://www.healthcarejapan.com/
主催者:UBMジャパン(株)
医療機器を選定する際には、必ず複数社に見積もりを取ってください。1社だけでは、その価格が妥当なのか分からず、必要以上に高い機器を導入することにもなりかねません。場合によっては、入札で選定するのもいいでしょう。
医療機器を導入するからといって、すべてを新品で購入する必要はありません。例えば、場合によっては中古の医療機器でも充分利用できるかもしれませんし、リース契約ができれば、そちらのほうがコストを抑えられる可能性もあるのです。
例えば、定年後の開業で、とりあえず5〜10年くらい働ければいいと思っている医師の場合は、耐久年数15年の新品のマシンより、耐久年数5年の中古のマシンを選んだほうが、費用も安くて無駄がありません。
その医療機器が本当にあなたのクリニックにマッチしているのか、医療機器を選択する際には、慎重に選ぶようにしましょう。上手に選べば診療も快適になり、コストも削減できます。
医療機器を選び時には、見本市に足を運んで様々な製品に触れてみることで、今までにない医療機器を目にすることができる可能性がありますのでおすすめです。
開業される地に未だない医療機器を導入すれば、それだけで大きく宣伝でき、集客することも可能です。
また、複数社に見積もりをかけることで、コストを抑えることが可能になります。
ぜひ、医療機器の選定を慎重に行ってみましょう。