クリニックのロゴは作るべき?ロゴがもたらすメリットとデザインのポイントは

2024.10.01クリニック開業の心得

クリニックのロゴは作るべき?ロゴがもたらすメリットとデザインのポイントは

患者の目にとまる直感的要素として、ロゴはとても重要な存在です。自院のシンボルマークにもなりますし、ロゴのデザインによって安心感や清潔感、親しみやすさなどを表現することができます。

しかし、実際に作成する段階になると、どうしたらいいのか分からず、悩まれる方も少なくないでしょう。今回はロゴを作る際のポイントを、注意点を踏まえてご紹介していきます。

ロゴを作成する際の3つのポイント

世の中のロゴには、シンプルなものからこだわりの強いものまで、多くのデザインが存在します。クリニックにおいては、ご自身の好みで自由にデザインするのではなく、クリニックのイメージをしっかりと伝えるロゴを作成するといいでしょう。

ポイント1 安心感や親しみやすさを表現するため曲線を使う

ロゴのデザインには直角ばかりでなく曲線も用いて、柔らかさを表現するといいでしょう。重厚なデザインであれば患者に信頼感を、素朴なデザインであれば安心感を与えることができます。

ポイント2 清潔感や温かみを感じさせる色合いを

色彩は見る人に心理的な影響を与えます。クリニックのロゴを作成するなら、ギラギラしたカラーよりも落ち着いた色合いを選ぶとよいでしょう。白は清潔感を、淡いピンクは安らぎや安心感を、グリーンは癒しや落ち着きを感じさせます。

また、同じ色でも明度や彩度によって印象は変わります。例えば、青空のような明るい青は爽快なイメージですが、深海のような暗い青は理性的で冷静な印象を与えます。自院が患者にどのように見られたいかを意識して、カラーリングを決定しましょう。

ポイント3 診療科のイメージに合ったデザインにする。

ロゴに診療科を象徴するようなモチーフを採用するクリニックは少なくありません。歯科であれば歯や歯ブラシ、眼科であれば目や眼鏡をモチーフとしたデザインをロゴに採り入れることで、一目で診療科がイメージできます。耳鼻咽喉科なら象やうさぎ・・といった、診療部位を象徴するような動物をデザインするのもいいでしょう。

ミスマッチなデザインになることは避けましょう。例えば、子どもっぽいモチーフを使用した場合、患者が小児科と誤って来院してしまうことも考えられます。

近隣のクリニックのロゴマークも事前にチェック

ポイントを押さえてロゴを作成してみたものの、近隣のクリニックと類似したデザインになったり、モチーフが重複したりしてしまうケースは少なくありません。その結果、患者を混乱させてしまうだけでなく、思いがけないトラブルに繋がることもあります。

不要なトラブルを防ぐためにも、事前に周辺のクリニックのロゴを調査し、リストアップしておくといいでしょう。ロゴデザインをプロに依頼する場合も、事前に情報提供し、似たようなロゴにならないよう依頼しましょう。

まとめ

ロゴマークはクリニックの象徴として、名刺や看板やホームページといった多くのものに使用することができます。ロゴによってデザインに統一感が生まれ、患者に安心や信頼感、清潔感を印象付けることにも役立ちます。

既存のクリニックとデザインが類似しないように注意を払い、魅力的なロゴで他院との差別化を図りましょう。

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