開業ガイド

2019.07.07クリニック開業の心得

外観やデザインよりも大切!クリニックの導線について解説

クリニックの外観や内装の装飾は確かに大切です。

しかし、クリニック経営をしていくなら、外観や装飾だけにこだわるだけでは不十分です。むしろ、安定経営のためには、もっと他に考えるべき項目が「導線」だと思います。

勤務医のうちに調査しておきたい「導線」

クリニックをこれから建設するのであれば、まず、現在の職場の導線について今一度調査しておきましょう。

いざ設計という段になって「導線について考えてください」と言われても、何から手を付けていいのかわからないものです。その場合は、現在働いている病院の導線を調査し、参考にするのがベストです。

現在の職場の導線には、いい点や不満に思う悪い点がありますか?

もし、いい点があればそのままクリニックの設計に活かし、もし、気に入らない悪い点があれば、どうすれば快適になるのかを考えて、改良して設計に反映させます。こうすれば、基本的には不便な導線になることは避けられるはずです。

いい点と悪い点は、医師目線、患者目線、スタッフ目線など、各自の目線で考えるといいでしょう。医師にとっては使い勝手がよくても、看護師にとって、患者にとっては、不便な導線であることもあります。在職中からいろんなクリニックや病院に行く際に観察し研究しておくことをオススメします。

診療科によって違うベストな導線

また、開業するクリニックの診療科によっても、ベストな導線は異なります。

例えば、整形であれば車椅子や松葉杖で訪れる患者が多くなりがち…。この場合は、スロープをつける、土足のまま診療室に入れるようなバリアフリー構造にするなどの工夫が必要です。一度靴を脱がなければいけないような構造には、間違ってもしないようにしてください。

他にも例を出すと、皮フ科では着替える時間が必要なことも多いので、必ず2つの診察室を設けると診察時間のロスを減らすことにつながります。また、小児科なら、隔離室を用意する必要があるので、それも踏まえた導線にする必要があるでしょう。

スタッフの働きやすさにつながる導線

導線を考えることは、スタッフの働きやすさや不満軽減にもつながります。効率の悪い導線では、スタッフの負担が増加する一方です。スタッフの不満は、患者さんへの対応や、人材の定着率、クリニック全体の雰囲気にも関わります。

スタッフが息をつける場所を用意したり、待合室の様子を遠隔でもチェックできるようにモニターを設置したりと、働きやすさのために工夫するクリニックも増えてきています。これからクリニックを建設するなら、スタッフが働きやすい導線についても一度考えるようにしてみてください。

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