2014.01.04仕事
一人の患者さんに対して複数の医療専門職が連携してケアに当たる。医師や看護師、ケアマネージャー、地域包括センター、介護職、薬剤師etcこれまで、医師と看護師以外の医療専門職の役割や仕事内容は、あまり良く知られていませんでした。医療専門職は他職種との連携に欠けていた結果、チーム医療の推進、導入が遅れているのが現状です。
弊社にも薬剤部(保険薬局)がありますが、患者側からすれば、「薬剤師は薬の調剤をする人」という漠然としたイメージを持っています。
チーム医療を実現する事で患者中心の医療・ケアが実践できる。そんな多職種ネットワークが山梨にもあります。
月に一度、医師、ケアマネ、介護福祉士、柔道整復師などが集まり情報交換を行っています。弊社薬剤部もメンバーですが、患者さん宅にお伺いした時にいろんな問題点に直面します。
「施設に入りたいけど、どこに相談したらよいの?」「日中だけ預けられる施設は?」「自宅に手すりをつけたいけど?」「在宅でマッサージを受けたいけど…」様々な問題が出てきます。
この多職種ネットワークを通じて必要な情報が的確に早く繋げられるようになり患者さんのQOLも向上する。これからの医療は単独ではなくチーム医療が中心となり地域の療養生活を支えていくきっかけになれば幸いです。